Windows 95のインストール方法
1.区画整理
1)Windows起動ディスクをドライブに入れて、パソコンの電源を入れる。もしFDドライブで起動するようになっていない場合は、いったんBIOSに入って、設定し直し、再起動する。
2)画面に従って、進行する。途中、起動方法を聞いてくるが、「Start computer with CD-ROM support」を選べばよい。間違って、「Start computer without CD-ROM support」を選んでも、この段階では問題はない。
3)fdiskを実行する。A:\fdiskと入力して、Enterを押す。
4)画面に従えばよい。Windows 95以前のソフトを使う場合は、大容量のHDをサポートしない方を選ぶ。つまりFAT32ではなく、FAT16を使う。その方が無難です。どうもWindows 95以前のソフトの中にはFAT32の領域のデータにアクセスできないものがあるようです。
5)存在する区画は削除します。
6)基本MS-DOS領域(基本区画)を作成します。ここにOSとソフトを入れるので、「OSとソフトを入れられる大きさ+10%〜20%ぐらい」で作成するといいです。大きすぎても不具合は全くありませんが、ディスクがもったいないです。小さすぎると、当然入らなくて困ります。
7)ハードディスクの残りの領域で拡張MS-DOS領域(拡張区画)を作ります。
8)拡張区画の中に論理MD-DOSドライブ(論理ドライブ)を作ります。普通は「拡張区画=論理ドライブ」でいいです。ただ、FAT16をメインにする場合、ソフトで作成したり、処理するデータを格納する先は念のため2G以下にし、FAT16にしておく必要があります。
9)基本区画をアクティブな領域として設定します。
10)Escでfdiskを出ます。
11)A:\>fdisk /mbrを実行します。これでマスターブートレコードが作成されます。続けて2回やると確実です。
A:\>fdisk /mbr Enter
A:\>fdisk /mbr Enter
12)フォーマットする。「A:\format c:」でEnterを押す。「A:\format d:」などでCドライブ以外もフォーマットする。もちろん、それらのドライブのデータを保存する場合は、フォーマットしない。ボリュームラベル(ドライブ名)は入れても入れなくてもよい。また、ここで決めなくても、全部終わってからWindows 95のエクスプローラーでいつでも何度でも変更可能。
2.Windowsセットアップ
1)A:\>md C:\WIN95JBK
2)A:\>copy E:\WIN95 C:\WIN95JBK
3)A:\>C:
4)C:\>cd WIN95JBK
5)C:\WIN95JBK>SETUP
6)「システムのチェックを行います」と言ってくるので、Enterを押す。
7)しばらくすると、「Windows 95セットアップ」という題名の窓が立ち上がります。後は、画面に従って進めます。途中で要求される選択では以下の点を参考にする。
◎インストールするディレクトリー: 「Windows」を「WIN95J」にする。 *こうするとOSのバージョンが確実に分かるのでよい。
◎いらないものはインストールしない。
使わないアクセサリーなどはインストールしない。
◎「コンピューターの調査」の下記の画面では、通常、使っているデバイスにチェックマークを入れる。
□サウンド、MIDI、またはビデオキャプチャーカード
□ネットワークアダプター
◎普通、サウンドは使っているはずなので、一番上のチェックマークは必要です。
◎ネットワークアダプターも大抵使っています。ただ、ネットワークに接続しない予定なら、チェックマークはいらないでしょう。
◎再起動を要求されたら、忘れずにフロッピーディスクを抜いてから、「OK」を押す。
8)全部終わったら、デバイスマネージャーを見て、インストールすべきドライバーを確認する。「?」の付いているのが、まだインストールされていないものになる。
3.デバイスドライバーのインストール
1)ディスプレイドライバー(ビデオドライバー)をインストールする。デバイスマネージャーからやればよい。ドライバーディスクを使う。
うちのFMV-TOWNSの場合・・・
a)ディスプレイドライバーの変更
【重要】以下のようにやるように取扱説明書に書かれていますが、実際にソフトを動かすと色が変わって、出している映像の外の画面が全体に茶色や黒になってしまうというエラーが出るので、「ATI Graphics Pro Turbo PCI (mach64 CT)」のまま変えてはいけません。この問題は富士通がサイトに掲載している最新のドライバーに更新しても改善されません。
*但し、ATI Graphics Pro Turbo PCI (mach64 CT)を使った場合、HD革命BackUp 2.0で復元中、画面が真っ黒になり、進捗状態が表示されません。
【重要】ATI Graphics Pro Turbo PCI (mach64 CT)の場合、16色表示なっているので、これを256色表示に変える必要がある。しかし、再起動中にエラーが出て、フリーズするので、再起動はせず、一旦、手動で電源を切り、その後、起動する。
【重要】ATI Graphics Pro Turbo PCI (mach64 CT)を使うと、レジストリーエラーが多発するため、下記の手順で「ATI mach64 PCI (macxw4)」もインストールして、EMITの時だけATI Graphics Pro Turbo PCI (mach64 CT)に変更する。
Windows 95 OSR2をインストールすると、自動で「ATI Graphics Pro Turbo PCI (mach64 CT)」というドライバーがインストールされます。このドライバは間違いなので、正しいドライバーに変えます。そこで、付属のMaster CDを入れて、「画面のプロパティー>ディスプレイの詳細>詳細プロパティー>アダプター>変更」で「ディスク使用」を押し、場所を「\Win95.drv\Ati」に指定し、出てきた一覧で「ATI mach64 PCI (macxw4)」を選びます。(一覧には、「ATI mach64 (macxw4)」と「ATI mach64 PCI (macxw4)」が表示されます。)再起動を要求されるので、再起動します。やったらなぜか再起動の途中でフリーズしました。(2回目の再インストールの時もフリーズしたので、こうなるものなのでしょう。しかし3回目の時はフリーズしませんでした。なぜなのでしょうね。)リセットボタンで強制的に再起動させました。再起動のモードを選択するように言ってくるので、Safe Modeで再起動し、デバイスマネージャーを見ると、「ATI Graphics Pro Turbo PCI (mach64 CT)」と「ATI mach64 PCI (macxw4)」の両方があります。画面のプロパティーの方では、16色で「スタンダードPCIグラフィックスアダプター」が表示されています。もう一度再起動してみます。ところで、前者の方がドライバーの日付としては最新になるのですが、これが後者の更新ドライバーに当たるのでしょうか?再起動すると、途中でディスプレイドライバーをインストールしている様な窓が出て、再起動が完了します。完了後、デバイスマネージャーを見ると、前と同じように両方のドライバーが表示され、プロパティーを見ると、どちらも正常に動作していると表示されています。しかし、画面のプロパティーを見ると、「ATI mach64 PCI (macxw4)」の方が表示されていて、「Adjustment」というタブが新たに加わっています。と言うことは、やはりこちらが正しいのでしょうね。カラーパレットは前は16色になっていましたが、256色に変更されています。モニターは、以前は「モニター不明」でしたが、「プラグアンドプレイモニター」に変わっています。
【重要】「ATI mach64 PCI (macxw4)」では、一部のソフトで画像がおかしくなる現象が出ることがわかりました。一方、「ATI Graphics Pro Turbo PCI (mach64 CT)」では、レジストリー関連のエラーが出たり、一太郎でMOへのファイルの上書きに失敗し、画面が真っ黒になると言うエラーが出ることがわかりました。「ATI Graphics Pro Turbo (mach64)」では、エラーは出ないようですが、まだ実験中です。
b)モニタードライバーの変更
「画面のプロパティー>ディスプレイの詳細>詳細プロパティー>モニター>変更」で変えます。Sony Trinitron Multiscan 17sf9を使っているので、フロッピーディスクにW_MIF.exeをコピーして貼り付け、これを開くとファイルが展開され、そのフロッピーディスクがドライバーのフロッピーディスクになります。そのフロッピーディスクをパソコンのドライブに入れます。そして、「変更」を押して、「ディスク使用」でAドライブを指定すると「SONY CPD-17SF9」というのが表示されます。これがこのモニターの正式な型番になります。「OK」を押して、ファイルを読み込ませます。モニターが「SONY CPD-17SF9」に変更されているのを確認して、「閉じる」を押します。場合によって「リフレッシュレート」という題名の窓が出て、「リフレッシュレートの調整をする」と言ってくるので、「OK」を押します。すると、「リフレッシュレートを保存しますか?」と聞いて来るので、保存する方を選択します。なお、同じパソコン、同じモニターなのに、このリフレッシュレートに関するメッセージは出る場合と出ない場合があります。
c)MIDIの設定
「コントロールパネル>マルチメディア>MIDI」で単一の機器の所で「Creative Advanced Wave Effects Synthesis for AWE32」を選んで「OK」を押す。
d)TOWNS CARD PCIのドライバーのインストールする
デバイスマネージャーの不明なデバイスの中にあるPCI Multimedia DeviceとPCI Multimedia Audio Deviceを削除する。そして再起動して、ドライバーのインストールを要求してきたら、Master CDを入れて、場所を「\Win95.drv\Inf」に設定して、読み込ませます。このドライバーはデバイスマネージャーでは表示されません。入れてなくても分からないので注意が必要です。
e)SCSIボードのドライバーのインストール
うちのFMV-Towns(200MHz改造機)には I-O DATA SC-UPNが取り付けてある。このSCSIボードのドライバーのインストールを行いますが、これにはDisc 1を使います。Disc 2はユーティリティーなので、普通は不要。デバイスマネージャーの「PCI SCSI Bus Controller」のドライバーを変更する。そこで、Disc 1の作り方。
1)supci1403i.exeを開いて、解凍する。すると、DISK.EXEと言うファイルが生成される。すでにDISK.EXEが取り出してあれば、いちいち再度解凍する必要はありません。
2)フロッピードライブを接続して、中にフロッピーディスクを入れて、DISK.EXEを開けばよい。但し、エラーメッセージが出て、開くことができないことがあります。これはDISK.EXEが置かれているディレクトリーが深いところにあるからです。そこで、これをコピーして、もっとルートに近いところに持って行って、貼り付け、そこで実行します。実行の結果できるファイルは、フロッピーディスクに入りますので、どこに持って行っても心配はいりません。開いたら、画面の指示に従って操作します。
3)出来上がったフロッピーディスクをFMV-Townsのドライブに入れます。フロッピーディスクの中のSetup.exeを実行してはいけません。これはユーティリティーのインストールのためのものです。デバイスマネージャーの「PCI SCSI Bus Controller」のプロパティーを開け、ドライバーのタブの「ドライバーの更新」を押します。
【重要】フロッピーディスクの中のSetup.exeを実行してはいけません。これはユーティリティーのインストールのためのものです。
4)「デバイスドライバーウィザード」が出るので、「はい」を選んで、「次へ」を押す。
5)「このデバイス用の更新されたドライバーが見つかりました。 / / I-O DATA SC-UPN」と表示されるので、「完了」を押します。
6)「'SC-UPCIシリーズサポートソフトウェア Disk 1'ラベルの付いたディスクを挿入して[OK]を押してください。」と言ってくるので、「OK」を押す。
7)「SC-UPCIシリーズサポートソフトウェア Disk 1上のファイルscupci.mpdが見つかりませんでした。」と言ってくるので、「参照」をクリックして、Aドライブに行って、「win95」というディレクトリーを指定し、「OK」を押す。前の窓に戻るので、「OK」を押す。ファイルの読み取りが行われます。終わると再起動を要求されるので、フロッピーディスクを抜いてから、再起動します。再起動が終われば、完了です。
f) ロジテック外付けMOドライブのドライバーのインストール
以下の通りで正しいかどうかは不明ですが、うちではこれでうまく行きました。
1)パソコンの電源が入っていないときに、MOドライブをを接続して、その電源を入れる。そして、その後、パソコンの電源を入れる。
2)起動の途中でドライバーを要求されるが、探しても見つからないので、「キャンセル」を押す。
3)デバイスマネージャーの「不明なデバイス」の中にあるMOドライブらしきものを削除する。
4)パソコンを再起動する。するとなぜかデバイスマネージャーに同じデバイスがたくさん表示される。
5)もう一度再起動する。すると、どういうわけか今度は一つのMOドライブだけになっている。これで完了。